昭和61年(1986年)に卒業、当時は卒業生の大部分が大学の医局に進む時代でしたが、手技を早く身につけたいとの思いから、三井記念病院の外科レジデントコースに進みました。6時半から病棟回診、月・水・金曜日が手術日で8時15分には手術患者さんの入室、手術と手術の合間に病棟に顔出しつつ夕方まで手術(長い手術だと昼間は病棟にいけないことも)。手術後に病棟回診を行い、その後病理標本整理、夜中に標本整理が終わるころ先輩から「飲みにいくぞ」と誘われる。火・木・土曜日は回診後7時半から術前・術後カンファレンス、午前中は外来、検査に別れて業務、午後は病棟業務、次回カンファレンスの準備、カルテ記載、点滴・検査オーダー、サマリー記載で仕事が終わるのはいつも8-9時でした。
土曜日の午後は比較的ゆっくりと病棟業務を終え、夕方には帰路に着く。日曜日は午前中病棟を回り、落ちついていたら午後は割と自由に使えるという1週間。休みは夏休みが連続2週間取れるのみ(この2週間は病院から完全にフリーで、海外旅行に行くレジデントが多かった)。このような生活を5年間、この経験が今の自分の基礎になっています。徳洲会の研修も朝早くから始まり、急患も多く大変ですが、きっと大きな財産になると思います。